もすこし便利に(1)

フォームには、一番下に レコードセレクタとうのが通常ついています。これによって任意のレコードに移動できます。最初のレコードにも移動できるし、最後のレコードにも移動できます。最新のレコードに移動する場合は、右から二つめ、「最後のレコード」ボタ選択します。そして、一番右が新規レコードで。新しいレコードを入力するばあい、これをクリックしてはじめます。
レポートにもこれに相当するものがあります。一番下にあるページセレクタです。フォームと違う点は、新規ページがないだけであとは同じです。通常は、フォームでデータを入力したら、レポートをひらき、「最後のページ」を選択すればいい ことになります。しかし、任意のフォームから、それに相当するレポートを開くことができれば、便利です。今回は、これに挑戦してみましょう。


フォームから、現在表示されているレコードをレポートで表示するには、フォームのレコードと1対1に対応したレポートを新たにつくる(これも簡単にできます)という方法もあります。ここでは、簡単な「レポートを開くマクロ」でやってみます。データベースウインドからマクロタグを確認うえ、新規作成 ボタンを選択すると、上記のようなマクロ画面となります。
マクロ名アイコンをクリックし、マクロ名 を表示するような設定にします。こうやっておくと、ひとつのマクログループに複数のマクロを記載できます。



 
 

マクロ名のところに、R開く といった名前をつけます。(英数文字は全角と半角を間違わないでね)そして、アクション欄にうつり、右の三角ボタンをクリックし、レポートを開く をさがします。(たくさんのマクロがあるので、これが結構たいへん)。あったら、下のアクション引数の欄で、レポート名 を選択(ここでは、R講演会 しかない)ビューを印刷プレビューにします。そして、これが一番大変。したのWhere条件式に[番号]=[Forms]![F講演会].[番号] と書きます。一字でもまちがうとだめです。FORMS![].[] ということばはよく使うので、私は、ATOKに単語登録してあります。ここでは、左の番号とは、レポート R講演会の [番号]という意味で、右の[Forms]![F講演会].[番号]は、F講演会の番号とう名前のコントロール(テキストボックス)とう意味です。つまり、F講演会に表示されている同じ 番号 でレポートを開きなさい とう意味の命令です。

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