テーブルの設計
想定している文書をaccess で作成しようとする場合、どんなテーブルをつくらなけばならないか、考えなければなりません。テーブルだけでなく、他のオブジェクト(後述するクエリーやフォーム等)もどんなものが必要でどのようなリレーションをとるかを考えねばなりません。最初は難しそうですが、少しなれてくると、この考えるという作業がたいへん楽しくなります。家の建築で言うと「設計図」の段階でしょうか。今回、学術後援会の案内をつくるわけです。文面をみますと、開催日時、開催場所、テーマ、講師の名前等のデータがあります。前回の開院案内では、データは、医師会の会員名ひとつだけと大変かんたんでした。今回はすこし、複雑になりますね。まず、開催日時。これは、やはり「日付/時刻型」のデータにすればいいでしょう。
前回と同様、新規ファイルを作成し(lesson02.mdb)、テーブルからつくりはじめます。今回も番号というオートナンバーのフィールドをつくります。つぎに開催日時のデータを格納するフィールド、日時を作成します。そして、データ型 の選択で上記のように日付/時刻型を選択してください。


開催場所は、後回しにして、講演テーマ、講師の勤め先、役職、講師の名前等は、すべて「テキスト型」で問題ありません。つぎつぎに作成していきましょう。


開催場所ですが、土須郡医師会の場合、3つの会場を参加人数等により使いわけていると想定します。この場合、テキストで会場名等を入力していっていいのですが、今回はもう一つ会場のテーブルをつくり入力することにしましょう。この場合は、会場名をテキスト型のするのではなく、場所番号という名前にして、数値型とします。

数値型としたとき、下に「標準」などとかかれたダイアログがでます。今回は数値の中の「整数型」を選択してください。(長整数も整数ですが、桁数の大きい数字の場合につかいます。100までの数字を想定している場合は、整数型で十分です。小数点を含んだ数字を入力したい場合は、倍精度浮動小数点型等を選択します)これで、講演会案内のテーブルができたので、T講演会といった名前をつけて保存します。

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